Google広告のショッピング広告とは

この記事では「Google広告のショッピング広告とは」ということで、企業のマーケティング担当者・広告運用者の成果改善におけるお悩みを解決します。
ショッピング広告とは
ショッピング広告とは、主に検索結果や画像検索画面に、商品の画像と名前、金額などを表示する広告です。
商品画像を広告として配信することができるため、ECサイトを運営している方にお勧めしたい広告となっています。
ただ、他の広告とはどのような違いがあるか分からず、手を出せていない方も多くいらっしゃるかと思います。
そんな方のために、今回はショッピング広告について詳しくご説明いたします。
ショッピング広告の特徴
ショッピング広告には、他のキャンペーンと異なる点がいくつか存在します。
ここでは、検索広告とP-MAXとの相違点について、ご説明いたします。
■検索広告
検索広告との違いとしては、Google Merchant Centerに登録した商品情報を用いる点が挙げられます。
ショッピング広告を配信する際には、商品情報を管理するGoogle Merchant Centerとの紐づけが必要となっています。
こちらを紐づけることで、Google広告とGoogle Merchant Center間で検索語句とマッチする商品データがあるか共有され、マッチした商品があれば広告が表示されます。
これに対して検索広告は、Google広告で設定しているキーワードと検索語句がマッチした際に広告が表示される仕組みとなっています。
■P-MAX
P-MAXとの違いとしては、細かい調整ができること、配信面が少なく特定のフォーマットのみに配信できる点が挙げられます。
P-MAXにおいては、ショッピング広告の配信面にも配信することが可能となっています。
しかし、ショッピング広告以外にも、検索広告やディスプレイ広告、デマンド広告等の配信面にも配信をすることができるため、意図しないフォーマットで配信される可能性があります。
そのため、ショッピング面にのみに配信をしたい場合には、ショッピング広告を採用する必要があります。
ショッピング広告のメリット
ショッピング広告のメリットとしては、下記の3つが挙げられます。
1.検索広告よりも上位に表示される
ショッピング広告は、検索広告よりも上に画像と共に表示されるため画面占有率が高く、ユーザーの目に付きやすくなっています。
また、複数商品の広告が表示されることもあるため、競合よりも画面を占有することが可能となります。
2.より確度の高いユーザーを流入させられる。
商品画像を見たユーザーが流入をしてくるため、より購入意思の強いユーザーの流入が見込めます。
また、ショッピング面内で価格や特徴などの絞り込みもできるため、流入後のミスマッチを少なくすることも可能です。
3.クリック単価が安価に抑えられる
ショッピング広告はECサイトでのみ配信が可能のため、競合が少なくなりやすく、クリック単価が抑えられる傾向にあります。
また、検索広告などと比べても広告掲載枠が多く、1枠に対する競合性が低いことも考えられます。
クリック単価を抑えることで流入数を増加させることができ、結果的に購入数の増加に繋がる可能性があります。
ショッピング広告のデメリット
ショッピング広告のデメリットとしては、下記の2つが挙げられます。
1.運用管理の手間が多い
ショッピング広告を行うためには、Google Merchant Centerとの紐づけが必要となりますが、
Google Merchant Centerの設定の際には、商品データをまとめてアップロードしなければなりません。
商品データにおいて、商品それぞれにタイトルや説明文、商品詳細を用意する必要があるため、商品数が多いほど工数がかかるものとなっています。
また、セールや在庫状況に応じてデータの更新を行い、広告が審査落ちをしないように対策をすることも重要となっています。
これらの作業にはかなりの手間がかかるため、他の広告と比べても運用準備や日頃の運用に時間がかかってしまいます。
2.キーワードごとに入札の調整をすることができない。
ショッピング広告においては、キーワードの設定ができません。
商品データや商品ページをGoogleが解析し、商品と合致していると判断したキーワードで配信が行われます。
そのため、検索広告のようにキーワードごとに入札を設定することも不可能となっています。
より確度の高いと思われるキーワードがあった場合にも、そのキーワードで配信を強めることはできず、自動で最適化されるものとなります。
ニーズが限定されている商材などでは、特定のキーワードで配信をできないことにより、無駄な広告費が発生してしまう懸念があります。
まとめ
今回はGoogle広告で配信ができる、ショッピング広告の特徴についてご説明いたしました。
ECサイトと相性のいいフォーマットとなっていますので、EC事業を行ってる方はぜひ配信してみてください!
また、広告の配信において購入に繋がらない流入が多い場合には、不正クリックの可能性があります。
その際には、無料で導入することができる対策ツールのX-logをぜひお試しください!