広告代理店に運用をお願いする前に知っておくべき2つのこと

広告運用大変だから、広告代理店にお願いしようかな?

という新米マーケター向けに、Web広告の運用を広告代理店に委託する際の注意点を解説します。

ミスターX-logのプロフィール

職業:不正クリックを調査する政府非公認団体のトップ
性格:やさしくて、面倒見がいい
好きな食べ物:韓国料理、特にカムジャタン

ひとこと:
やあやあ!根本的な仕組みを理解せずに広告代理店に委託すると、両者が不幸になるぞ!
シンジのプロフィール

職業:とある会社のマーケティング部に配属された新人マーケター
性格:とってもやる気があるが、少しおっちょこちょいなところも
好きなスポーツ:スノーボード(こちらも初心者)

ひとこと:
根本的な仕組みってなんだろう?

広告運用を広告代理店に委託する場合には、事前に理解しておくべきことがあります。
理解がないまま代理店に委託すると、結果がでないまま広告費を無駄にしてしまいます。
今回は、広告代理店の仕組みを理解して、ストレスなく広告運用を委託するコツを解説します。

先ず、広告を運用する際に必要なことを挙げてみるのである!

Googleのリスティング広告運用時に必要なこと

・予算の設定、KPIの確認。
・広告文(広告見出し、説明文)の作成と改善
・ターゲティングの設定と改善
 (オーディエンス、ユーザー属性、プレースメント、トピック、地域、広告のスケジュール、デバイス)
・1日の予算の設定と改善
・除外設定(IPと配信先はX-logのような自動化ツールで可能)
・掲載順位の確認と調整

ざっとこんな感じじゃな。

ざっとって、これを自分で確認するとなると、ノウハウがないし、かなり時間がかかるよね。

難しいのは、他の仕事の忙しさにかかわらず、やり続けないといけないところだ。

そうだよね。やっぱり広告代理店にお願いするのが一番いいね!

広告代理店に委託することの注意点

『広告運用は、広告代理店にお願いする、』このことには賛成だぞ!
しかし、何も考えずに丸投げすると、広告代理店も広告主も不幸になるぞ!!

不幸?!?!

では、広告代理店の立場になって考えてみると分かりやすいぞ。

広告代理店の立場??考えたことないよ・・。

広告代理店に支払う手数料は、広告費の20%が一般的です。
(広告費の10%、15%、予算にかかわらず一定額など、代理店によって手数料も異なります。)

では、月に50万円の広告費を使う場合を想定してみるぞ。

毎月50万円の広告費をかけている企業が広告代理店に委託した場合

広告費:50万円/月
広告代理店の手数料:10万円/月

うんうん、広告費が50万円、手数料が10万円で、毎月60万円支払うことになるね。

広告代理店の支払う人件費のことを考えたことはあるかな?

広告代理店が支払う人件費??

うむ、実際に運用を担当する人に払う給料のことじゃ。

広告代理店が支払う人件費(給与+福利厚生費など):2000円/時間

なるほど、実際に運用してくれる人の分だね。

それ以外にも、経費はかかるぞ

それ以外の経費
・広告宣伝費:広告代理店が顧客を獲得する際に必要
・運用者以外の人件費:人事部、総務部、役員など
・事務所の費用:家賃や通信費、水道光熱費など

言われてみれば、確かに・・。

分かりやすくするために、広告運用を1時間やってもらうために経費は諸々含めて3000円必要、ということにするぞ。

先ほど、広告代理店の手数料は月に10万円だったな。

毎月50万円の広告費をかけている企業が広告代理店に委託した場合

広告費:50万円/月
広告代理店の手数料:10万円/月

広告代理店の実稼働:3000円/時間

広告代理店が手数料10万円で稼働できる時間
10万円÷3000円=33.3時間

33.3時間か・・。でも1か月に33時間あったらいろいろできそうだね。

33.3時間以上稼働すると、赤字になるという意味で、利益を出すためには、おそらく20時間くらいの稼働になるであろうな・・。

20時間・・。月に20日働くとすると、1日1時間だね。

手数料が10万円だと、稼働は20時間というのは、わしの想像であり、仮の計算じゃ。しかし、広告代理店側に立って考えてみると、違うことが見えてくるだろう?

うん。広告を任せれば、実績が出るまでとことん作業してくれると勝手に思ってたけど、実際は稼働時間の限界があるんだね。

当然だが、素人のシンジが広告を運用する1時間と、広告運用のプロが運用に使う1時間はわけが違うぞ!

広告代理店への委託方法

うん。理解したよ!

じゃあ、実際に広告代理店の人を呼んで話を聞いてみる!

むむ!ちょっと待て!もう一つの数字、投資対効果の基準もきちんと把握しておかないと後で困ったことになるぞ!

投資対効果の基準?

先ほどの例でいうと、広告費+手数料の60万円をかけて、どれだけの成果を期待するか。また、成果がどこまで下がったら広告を止めるか、という数字じゃ!

1つの成果に対し、どのくらい費用をかけることができるか。(CPA)
その場合、60万円だと何件になるか。
その件数の目標と下限を決めておかないと、目標を超えているにもかかわらず、3か月連続で成果が下がっているからと言って、広告代理店を変えてしまったり、下限を下回っても効果のない広告を続けてしまったり、と両社にとって好ましくない状態になってしまいます。

広告代理店と広告主がWinWinの関係を続けるためにも、投資対効果と基準を設定してから広告代理店に委託しましょう。

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