Google広告のP-MAXキャンペーンってどんなもの?

この記事では「Google広告のP-MAXキャンペーンってどんなもの?」ということで、企業のマーケティング担当者・広告運用者の疑問を解決します。

P-MAXキャンペーンとはどんなものか

P-MAX(Performance Max)とは、Google広告のすべての広告枠に配信することができ、AIが自動で広告効果を最大化するキャンペーンです。
配信できる広告枠は下記の7つとなっています。

・Google検索
・Googleショッピング
・Googleディスプレイ
・YouTube
・Discover
・Gmail
・Googleマップ

広告の予算と目標を決め、アセットを登録するだけで、ターゲティングや入札調整などは機械学習によって最適化します。
また、各広告枠への配信量調整なども自動的に行うことができます。

P-MAXキャンペーンのメリット

ここからは、P-MAXのメリットに関して詳しく説明していきたいと思います。

①機械学習による最適化が進みやすい
これまでは、検索は検索、ディスプレイはディスプレイと複数に分けて配信をしていたため、十分なデータ量が確保できないことが多くありました。
しかし、P-MAXでは複数の広告枠にまとめて配信できるため、データ量が充実し機械学習による最適化を早く行うことができます。
また、運用者の感覚による調整ではなく、機械学習による最適化のため、運用知識の少ない初心者でも成果に繋がりやすい広告配信をすることができます。

②今までリーチできなかったユーザーへ配信できる可能性が高まる
検索のみやディスプレイのみでの配信を行ったりと、すべての広告枠へ配信することは少ないため、
これまで配信をしていなかった広告枠へも配信をされることで、見つけることのできなかった獲得に繋がるユーザーを発見することができます。

③キャンペーン管理の工数が削減される
これまでは、予算やターゲティングなどの調整を日々行う必要があり、1つのアカウント運用するだけでも分析や調整で工数がかかることも多々ありました。
しかし、P-MAXでは、最適な配信面やターゲティングを予算内で自動的に調整してくれることで、管理にかかる工数を削減することができます。

P-MAXキャンペーンのデメリット

続いて、P-MAXのデメリットに関して詳しく説明していきます。

①細かな調整をすることが難しい
メリットとして、機械学習による最適化があるというお話をしましたが、人の手で管理できる範囲が非常に狭いことはP-MAXのデメリットにもなります。
たとえば、特定のP-MAXキャンペーンだけターゲットを絞り込んだり、IPや配信面の除外をするなど、細かな調整は難しい仕様になっています。

②配信結果の詳細が分かりにくい
検索やディスプレイなどと異なり、レポートで確認できる情報が限定されているため、配信結果の細かな検証や考察が難しくなっています。
そのため、成果が悪化した際などに要因を特定することが難しく、適切な調整がしづらくなっています。
また、一般的なアクセス解析ツールでは、P-MAXとそれ以外の区別がつけづらいため、他のキャンペーンにおいてもIP除外などの調整が難しくなります。

③短期間の配信に向かない
機械学習が最適化するまでの間は成果が安定しないことも多く、短期間の配信では成果を出すことができない可能性があります。
Googleでは、十分なデータを確保できる期間をテスト期間(3~4週間ほど)として確保するように推奨されているため、短期間の配信やすぐに結果を出さなければいけない配信では活用しづらくなっています。

まとめ

今回はGoogle広告で利用できるP-MAXキャンペーンに関して、その特徴とメリットデメリットをご説明いたしました。
既存のキャンペーンでは、なかなか配信量が増えない・成果が良くならない方は、P-MAXの導入も改善手段の1つとなりますので、ぜひご活用ください!
X-logでは、P-MAXであっても不要なIPからの流入を停止できるなど、P-MAXに対応した広告調整ができますので、P-MAXの効果が悪い場合にもぜひご利用ください!

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