検索広告の自動入札と入札戦略について
この記事では「検索広告の自動入札と入札戦略について」、企業のマーケティング担当者・広告運用者の自動入札に関する疑問を解決します。
自動入札と入札戦略
検索広告を表示させるために重要な要素である入札単価。その価格をどのように決めたらよいかお悩みの方も多いと思います。
低すぎる価格に設定すると広告が表示されず、高すぎる価格に設定すると無駄なコストがかかってしまいます。
そんな時に便利な機能が自動入札です。設定した入札戦略に基づいてAIが学習を行い、自動で入札価格を設定してくれる機能になります。
そして、自動入札を利用する際には、どんな方針で自動入札を行うのかを入札戦略を選択することで指示することができます。
今回はそんな自動入札の主な入札戦略についてご説明いたします。
目標インプレッションシェア
検索結果の最上部や上部など、任意の場所に広告が表示される割合を指定することができる入札戦略です。
競合よりも上部に自社の広告を表示することができますが、クリック単価が高騰しやすい戦略となっています。
予算が多くあり、インプレッションシェアを高め、広告の表示を優先する際に利用しましょう。
クリック数の最大化
目標とするクリック単価の設定を行い、その単価内でクリックを最大限に獲得できるよう入札単価が調整される入札戦略です。
手動入札のように、キーワード単位での細かい調整を行う手間を省くことができますが、細かい調整ができないことがデメリットにもなります。
クリック数を最大化し、サイトへの流入を優先する際に利用しましょう。
コンバージョン数の最大化
・目標コンバージョン単価なし
設定された予算を使い切り、コンバージョン数を最大限に獲得できるよう入札単価が調整される入札戦略です。
目標とするコンバージョン単価を設定せず、コンバージョンの獲得のみを優先する際に利用しましょう。
・目標コンバージョン単価あり
目標とするコンバージョン単価の設定を行い、その単価内でコンバージョンを最大限に獲得できるよう入札単価が調整される入札戦略です。
コンバージョンの獲得が見込める場合に入札が強化されるため、クリック単価が高くなる可能性があります。
目標とするコンバージョン単価が決まっている中で、最大限コンバージョンを獲得したい際に利用しましょう。
コンバージョン値の最大化
設定された予算を使い切り、売上を最大限増やすよう入札単価が調整される入札戦略です。
価値が高いコンバージョンを獲得することを優先するため、売上金額は高くなりますがコンバージョンの数は減少する可能性があります。
限られた予算内で、売上金額を最大化したい際に利用しましょう。
拡張クリック単価
自動入札と手動入札の両方を掛け合わせた入札戦略です。
入札価格は手動で設定できますが、コンバージョンの獲得が見込める際には入札価格が引き上げられ、見込めない場合には引き下げられます。
入札価格の平均は設定した金額を上回らないように調整されるため、無駄なコストを防ぎつつコンバージョンを獲得することができる戦略です。
まとめ
今回は自動入札における入札戦略についてご説明いたしました。
検索広告における目標に対応した入札戦略を用いることが、工数の削減や目標の達成に繋がります。
自動入札の設定でお悩みの際には、ぜひこちらを参考にしてみてください!