WEB広告の大敵!広告成果を悪化させるアドフラウドとは?

近年、WEB広告市場の拡大とともに、広告費の一部を不正に搾取する「アドフラウド(広告詐欺)」問題が深刻化の一途を辿っています。
この記事では「WEB広告の大敵!広告成果を悪化させるアドフラウドとは?」ということで、企業のマーケティング担当者・広告運用者のアドフラウドに対するお悩みを解決します。

アドフラウドとは

アドフラウドは「広告詐欺」や「不正クリック」とも呼ばれ、Web広告の表示回数やクリック数を不正に水増しし、広告費を浪費させる行為全般を指します。
一般的には、広告費の約10~30%程度がアドフラウドの被害に遭っているとされており、手口も多岐にわたるため、広告主にとっては無視できない問題となっています。

今回は、特に代表的なアドフラウドの2種類について、その内容と特徴を解説します。

不正クリック

不正クリックとは、広告主が意図しない、または無効なクリックが行われる行為を指します。
主に以下の2種類に分類されます。

・悪意のあるクリック
競合他社や不正クリック代行業者が、ツールやBot(自動化プログラム)を用いて広告を意図的に繰り返しクリックする行為です。
競合の広告費を浪費させる目的で行われる「嫌がらせクリック」や、表示回数・クリック数に応じて報酬が支払われる「クリックファームによる操作」などが該当します。

・悪意のないクリック
悪意のないユーザーが、意図的に広告をクリックしたり、意図せず誤ってクリックしてしまうケースです。
特に、クリックを誘導するような表記のあるゲームなどのアプリや、ポイントなどのインセンティブによって広告クリックを促すポイントサイト、またその他の誤クリックを狙った悪質なサイトに広告が掲載されている場合に多く発生します。
このような配信先での広告クリックも、アドフラウドの一種とされています。

詳しくはこちらの記事をご参照ください
「リスティング広告の不正クリック・不要なクリックとは?を判りやすく解説」

不正インプレッション

不正インプレッションとは、クリックができない状態で広告を表示することや誤クリックの発生しやすい悪質なサイトに広告を表示することで、広告費の浪費を招く行為です。
主に以下の3つに分類されます。

・クリックできない広告表示(隠し広告)
視認できないほど小さい表示枠、透明化された広告、ピクセルサイズの表示などにより、ユーザーが広告をクリックできないような状態で表示されます。
これにより、インプレッション数(表示回数)を水増しし、広告費のみが発生するという問題が生じます。

・誤クリックを誘発する広告表示
過剰に広告を掲載しているサイトにユーザーを誘導し、意図しないクリックを誘発させる手法です。
この場合、ユーザーは意図してクリックをしているわけではないので、広告成果に結びつかない費用が発生してしまうこととなります。
大きな広告表示の近くにある非常に小さい「X(閉じる)」ボタンなどもこれに含まれます。

・表示回数の水増し(自動リロード)
ページの自動リロードや、スクロールに連動して広告を自動更新する仕組みを利用し、広告の表示回数を意図的に増やす手法です。
特に動画サイトなどで多く見られ、ユーザーが興味を示していない広告が繰り返し表示されることで効果のないインプレッションが発生します。

まとめ

今回は、「アドフラウド(広告詐欺)」の代表的な不正手法とその仕組みをご紹介いたしました。
こちらのリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることが、無駄な広告費の削減と成果向上に繋がります。

ただ、手動でのチェックや対応には限界があるため、専門ツールの活用が不可欠となります。
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Web広告をより安心・効率的に運用するためにも、ぜひ一度お試しください。

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